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館山病院創立120周年記念講演会

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医療法人博道会館山病院が創立120周年を迎えた。これを記念して10月19日、館山商工会議所で鎌田實先生(諏訪中央病院名誉院長)による講演会「地域で生命を支える病院」 〜「がんばらない」けど「あきらめない」〜が開催された。

この日の講演は、午後2時30分の開演だったが、「がんばらない」の著書で知られる鎌田實先生の講演とあって、午後1時過ぎから来場者が集まり、開始時刻には定員400人のところ、約500人が集まり、立ち見のほか廊下にまで人があふれ、盛況となった。

今回の鎌田先生講演は、東京医科歯科大学時代の同窓生の竹内信一・館山病院院長代行の尽力により実現した。 司会進行は、鎌田實先生の大学の先輩にあたる大島博幸・館山病院総長が務めた。

講演に先立ち、山田真和・館山病院院長が挨拶。「館山病院が120周年を迎えて、病院のこれからの120年を考えていきます。地域の皆様には、さらに快適で暖かい医療を提供していきます。」などと話した。

鎌田實先生の地域医療に取り組む岐路となったのは、東京医科歯科大学を卒業し、諏訪中央病院に勤務してからだった。病院勤務の傍ら、地域で暮らす人々の健康を守ろうと健康づくり運動に努力され、講演会や在宅診療を続け地域と密着した活動を行った。

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鎌田流と呼ばれるエピソードは、「いつも自分が寝たきりとなったら、妻はどうするだろか。」、「もし自分が患者さんだったら、何をしてもらいたいのだろう」と自らに問いかけその答えを導くことから始まる。

その問いかけを持って、東日本大震災の支援で向かった福島県南相馬市立病院の活動、チェルノブイリ原発事故の放射能汚染の被爆患者さんの様子、イラクへの医療支援についてスライドを交えて講演された。スライドは、衝撃的なものが多くあったが、やさしい語り口調とユーモアを交えての語りに聴衆は、時間を忘れて聞き入った。 その中で、「地域医療は救急医療も大切だが、地域を支える医療がもっと大切だ」「死期の迫った人を元気づけるのも医師の務め」「身内への心遣いも大切だが、他人を思いやる心も大切にしたい」とやさしく語りかけた。